2025年度 統計関連学会連合大会開催(関西大学)

2025年9月7日(日)~11日(木)にかけて、関西大学 千里山キャンパスにて「2025年度 統計関連学会連合大会」が開催されました。この大会では、統計学に関わる多くの研究者や実務者が一堂に会し、最新の研究成果や実践事例が発表される重要な場となりました。
会期中、私たちの研究プロジェクト「SDC4Society」からは、研究代表者の南和宏をはじめ、分担者の千田浩司、伊藤伸介、寺田雅之が登壇しました。登壇者4名は、公的統計ミクロデータ研究コンソーシアムが企画したセッション「公的統計における2次的利用の新展開とプライバシー保護研究の最新動向」において、研究プロジェクトの概要や今後の展望について発表しました。特に公的ミクロデータの幅広い活用に向けたSDC(Statistical Disclosure Control)技術と高機能暗号プロトコルの統合・実証評価に関する取り組みを紹介しました。これにより、公的統計の二次利用とプライバシー保護の両立に向けた最先端の研究動向を共有する貴重な機会となりました。

本プロジェクトでは、公的統計データの安全かつ有効な活用を推進し、社会の多様なニーズに応えるための技術基盤の確立を目指しています。今回のセッションでの発表は、こうした取り組みの意義を広く周知するとともに、研究コミュニティとの連携を深める重要なステップとなりました。