【発表】CSS2026:研究発表2件と企画セッションでの講演2件を行いました(4日目)
2026年10月19日(月)からアクトシティ浜松で開催されている「コンピュータセキュリティシンポジウム2026(CSS2026)」の4日目(10月22日)には、SDC4Societyの研究参画機関から、一般研究発表2件と企画セッションでの講演2件が行われました。
一般研究発表では、暗号技術および差分プライバシーに関する以下の2件の研究成果が発表されました。
「委託計算を用いたFHE-TFHEスキームスイッチングの性能評価」
ピウソダリ ソンビラサイ(群馬大学)、千田 浩司(群馬大学)
「階層型カルマンフィルタに基づく大規模時空間統計データへの差分プライバシー適用における有用性向上」
赤塚 裕人(京都橘大学、株式会社アト)、萩原 淳一郎(武庫川女子大学、京都橘大学)、寺田 雅之(京都橘大学、NTTドコモ)
CSSでは、公的統計分野におけるプライバシー保護に関する法制度や技術動向を紹介する企画セッションが毎年開催されています。
今回は、SDC4Societyの研究代表者である南 和宏(情報・システム研究機構)が企画セッション「公的なミクロデータの利活用における法制度とプライバシー保護技術の適用をめぐって」において座長を務め、伊藤 伸介(中央大学)と千田 浩司(群馬大学)が以下の講演を行いました。
「公的大規模データの利活用とプライバシー保護技術の適用に関する海外動向」
伊藤 伸介(中央大学)

「秘密計算と差分プライバシーを用いた安全なデータリンケージ」
千田 浩司(群馬大学)

今年は、「統計法等に関する研究会」において統計法の改正に向けた議論が行われるなど、公的統計をめぐる制度面での動きがありました。
こうした動向を踏まえ、伊藤教授は、データリンケージとプライバシー保護技術について、法制度と技術の両面から近年の海外動向を報告しました。
また、千田准教授は、OECD、国連、米国政府が公表したプライバシー強化技術(Privacy-Enhancing Technologies:PETs)に関するガイドライン等をもとに、PETsの全体像を整理するとともに、秘密計算と差分プライバシーを活用して複数組織間の安全なデータリンケージを実現する最新の研究成果を紹介しました。
CSS2026は10月23日(金)が最終日です。
最終日の研究発表や会場の様子についても、引き続きお伝えする予定です。